カベリン(Kabelline)は、気になる部位の脂肪細胞を破壊して排出を促す脂肪溶解注射です。二重あごや頬、フェイスラインといったお顔の脂肪だけでなく、二の腕、腹部、太ももなどのボディラインのお悩みまで幅広く対応できます。
新宿駅前IGA皮膚科クリニックでは、皮膚科専門医が一人ひとりの脂肪のつき方や肌の状態を診察したうえで、最適な注入量と回数を提案しています。
ダウンタイムが少なく、周囲に気づかれずにサイズダウンを目指したい方におすすめです。このページでは、当院におけるカベリン注射の効果・対応部位・注入量の目安・リスク(副作用)・料金体系について詳しくご説明します。
脂肪溶解注射(カベリン)とは
カベリンは、主成分であるデオキシコール酸が脂肪細胞膜に直接作用し、脂肪の分解を促す脂肪溶解注射です。さらに、脂肪の代謝や排出を補助するとされるL-カルニチンやアーティチョークエキスも配合されています。
分解された脂肪は体内の代謝を通じて徐々に処理され、施術部位の脂肪細胞数を減らす効果が期待できます。
ただし、体重増加時には残存する脂肪細胞が大きくなる可能性がある点には注意が必要です。また、全身の体重を落とす痩身目的の治療ではなく、気になる部位の脂肪へ局所的にアプローチする治療という位置づけとなります。
カベリンの効果と実感までの期間
カベリンは、有効成分の作用によって局所的な脂肪へアプローチし、段階的に変化をもたらす治療とされています。ここでは、効果が現れるメカニズムや変化を実感するまでに必要な回数・期間の目安について解説します。
効果のメカニズム
カベリンによる治療では、主成分であるデオキシコール酸が鍵となります。デオキシコール酸が施術部位の脂肪細胞膜に直接アプローチし、細胞膜を溶解・分解することで脂肪を破壊していくのです。
分解された脂肪細胞は炎症反応と組織修復の過程を経て体内で徐々に処理され、施術部位の脂肪細胞数の減少につながります。
これにより、施術を行った箇所の脂肪細胞そのものの数が減少するため、個人差はありますが気になる部分のボリュームダウンや引き締め効果が期待できるとされています。
効果を実感するまでの回数・期間
| 項目 | 目安 |
| 効果を感じ始める時期 | 施術後2〜4週間ほどかけて徐々に実感 |
| 目安回数 | 3〜6回 |
| 施術間隔 | 1〜2週間おき |
カベリンは注入してすぐに変化が現れるものではなく、破壊された脂肪が体内の代謝により徐々に排出されるため、施術から時間をかけて緩やかに効果を実感しやすくなるとされています。
必要となる施術の回数や通院間隔は、施術を行う部位や元々の脂肪量、患者さまが目指す理想のラインによって個人差がある点にも注意が必要です。
一般的には1回のみの施術で変化を感じることは難しく、経過を観察しながら複数回の施術を重ねていくことが推奨されています。
顔への脂肪溶解注射
お顔はわずかな脂肪のつき方の違いで全体の印象や見た目年齢が大きく変化する部位です。カベリンによる脂肪溶解注射は、ピンポイントで気になる脂肪へアプローチし、すっきりとした印象を目指せます。当院で対応しているお顔の施術部位は以下の通りです。
- 顎下(二重あご)
- 頬・フェイスライン
- ほうれい線・マリオネットライン周囲
顎下(二重あご)
顎下に蓄積した脂肪は、正面だけでなく横顔の印象や輪郭のシャープさを左右する大きな要因となります。うつむいたときにできる二重あごが気になる方や、すっきりとしたフェイスラインを取り戻したい方に適したアプローチです。顎下の脂肪はセルフケアや一般的なダイエットでは落ちにくい部位とされていますが、カベリンを直接注入することで、ピンポイントで脂肪細胞へ働きかけることができます。
1回あたりの注入量の目安は片側1~2cc(顎下全体で2~4cc程度)となり、お悩みの状態や脂肪の厚みに合わせて調整します。
頬・フェイスライン
頬やフェイスラインの脂肪は、丸顔に見えたり、輪郭のもたつきや大顔な印象につながったりしやすい部分です。カベリンを注入することで気になる部位の余分な脂肪へアプローチし、シャープで引き締まったフェイスラインを目指せます。
1回あたりの注入量の目安は、頬(片側)1~2cc、フェイスライン(片側)1~2cc程度です。頬とフェイスラインは隣接する部位であり、輪郭の境目をなめらかに整えるため、お顔全体のバランスを見ながら組み合わせて施術を行う場合もあります。
ほうれい線・マリオネットライン周囲
ほうれい線やマリオネットラインの上に脂肪が乗ることで生じる口元のふくらみや影に対し、カベリンでピンポイントにアプローチします。不要な脂肪を減らし、口元の重たさを軽減してすっきりとした印象へ導く効果が期待できます。
1回あたりの注入量の目安は、各部位片側1cc~です。なお、この治療はあくまで脂肪によるふくらみに適したアプローチです。
皮膚のたるみや深いくぼみといった「しわそのもの」の改善には、ボツリヌストキシン注射やヒアルロン酸注入などの治療が適する場合があるため、状況を見極めて選択する必要があります。
ボディへの脂肪溶解注射
「特定の部位だけ脂肪が落ちにくい」「部分痩せを目指したい」というお悩みに対し、ボディへのカベリン注射は有効な選択肢の一つとされています。
広範囲のダイエットとは異なり、ボディラインの微調整やシルエットの引き締めを目指す方に適している施術です。当院で対応しているボディの施術部位は以下の通りとなります。
- 太もも・ふくらはぎ
- 二の腕
- 腹部・腰・背中(ブラファット)・ヒップ
太もも・ふくらはぎ
太ももの内側や外側、ふくらはぎに蓄積した脂肪は、全身のダイエットや日常の運動だけでは落ちにくく、ラインを整えるのが難しい部位です。
カベリンを気になる箇所へ直接注射することで、ピンポイントで部分的な脂肪へアプローチし、すっきりとした脚のシルエットを目指せます。
1回あたりの注入量は、太もも(片側)8cc~、ふくらはぎ(片側)8cc~です。脂肪のつき方や目指すラインには個人差があるため、全体のバランスを考慮しながら適切な量を調整していきます。
二の腕
自力でのアプローチが難しく脂肪がつきやすい二の腕に対し、カベリンを注入することですっきりとしたラインを目指せます。
1回あたりの注入量の目安は片側8cc~です。左右のバランスや脂肪の厚みに合わせて注入量を調整し、自然な引き締めを行います。
腹部・腰・背中(ブラファット)・ヒップ
| 部位 | 注入量目安 |
| 腹部 | 8cc〜 |
| 腰 | 8cc〜 |
| 背中(ブラファット) | 8cc〜 |
| ヒップ | 8cc〜 |
お腹周りや下半身、背中の肉感は、加齢や代謝の低下により脂肪が蓄積しやすく、ボディラインの崩れにつながります。
カベリンは、ブラジャーに乗る背中の肉(ブラファット)や腰回りなど、ピンポイントで落としにくい脂肪へ働きかけます。全体のバランスを考慮しながら、部位ごとに最適な量を調整します。
部位別の注入量(cc)目安
| 部位(顔) | 注入量目安 |
| 頬(片側) | 1〜2cc |
| フェイスライン(片側) | 1〜2cc |
| ほうれい線周囲(片側) | 1cc〜 |
| マリオネットライン周囲(片側) | 1cc〜 |
| 顎下(二重あご)片側 | 1〜2cc |
| 部位(ボディ) | 注入量目安 |
| 二の腕 | 8cc〜 |
| 腹部 | 8cc〜 |
| 腰 | 8cc〜 |
| 背中(ブラファット) | 8cc〜 |
| ヒップ | 8cc〜 |
| 太もも | 8cc〜 |
| ふくらはぎ | 8cc〜 |
※注入量は脂肪の量や施術範囲、ご希望の仕上がりによって異なります。医師の診察のうえ、一人ひとりに適した量をご提案します。
ダウンタイム・リスク・副作用
| 症状 | 期間・備考 |
| 腫れ | 数時間〜2〜3日程度 |
| 赤み | 数日程度 |
| 内出血 | まれ。出た場合は1〜2週間程度 |
| 鈍痛・つっぱり感 | 数日程度 |
| 日常生活 | 当日から可能 |
| 施術当日に避けること | 激しい運動、飲酒、長時間の入浴 |
カベリンは、従来の脂肪溶解注射に比べて腫れや痛みが抑えられており、ダウンタイムが少ない治療とされています。しかし、施術後に赤みや内出血、腫れ、軽度の痛みが生じることもあります。
これらの症状や出現期間には個人差がありますが、数日から1週間程度で落ち着いてくることが多いです。万が一、施術後に強い腫れや激しい痛みが長引くなど、気になる症状が続く場合は、早めに当院までご連絡ください。
なお、妊娠中・授乳中の方、または施術部位に炎症や感染症がある方は施術をお受けいただけません。持病や既往歴がある方は、安全に施術を行うため必ず診察時に医師へお申し出ください。
HIFU・エラボトックスとの違い
| 治療 | 主な適応 |
| カベリン(脂肪溶解注射) | 脂肪の厚みが主な原因の場合 |
| HIFU | たるみや下垂感が主な原因の場合 |
| エラボトックス | 咬筋の張りによる輪郭の広がりが主な原因の場合 |
カベリンが主に余分な脂肪にアプローチするのに対し、HIFU(ハイフ)は筋膜からのたるみを引き締めます。ボトックスは、ボツリヌストキシンによって筋肉の緊張を緩める治療です。このうちエラボトックスは、発達した咬筋の張りを抑える効果があります。
実際のお顔では、これらの原因が複数混在しているケースも少なくありません。
当院では、診察時に皮膚科専門医がお顔の状態を丁寧に見極め、単独の施術はもちろん、必要に応じて複数の治療を組み合わせた最適なプランをご提案いたします。
料金
カベリンは、自由診療となっています。料金は以下の通りです。
| 容量 | 料金(税込) |
| 1cc | 5,500円 |
| 4cc | 19,800円 |
| 8cc | 34,800円 |
当院におけるカベリン注射の料金体系は、1cc単位での分かりやすい課金設定となっております。なお、カベリンの施術は2cc以上からお受けいただいております。
2cc以上のご予約につきましては、施術料金が11,000円(税込)以上となるため、別途初診料を頂戴することはございません。お悩みの部位やご希望の仕上がりに合わせて、必要な注入量をご案内いたします。
よくある質問
カベリンは、部分的な脂肪の減少に効果があるとされる治療です。ここでは、患者さまから特に多く寄せられる質問にお答えします。
カベリンは1回でも効果がありますか?
1回の施術で効果を感じる方もいらっしゃいますが、基本的には複数回の施術を重ねて段階的に変化を目指す治療です。
目安として1~2週間おきに3~6回程度受けていただくことで、よりご満足いただけるラインへ徐々に整っていきます。必要となる回数や実感の表れ方には、施術部位や元々の脂肪量による個人差があります。
効果はいつから実感できますか?
カベリンの効果は施術直後に現れるのではなく、注入後に破壊された脂肪が体内の代謝を経て排出されるため、施術後2~4週間ほどかけて徐々に実感できるようになることが期待されます。
一気に変化するのではなく時間をかけて自然に引き締まっていくのが特徴です。なお、効果を実感できるまでの期間や変化の度合いには、代謝の個人差や施術部位、脂肪の量によって差があります。
痛みはありますか?
注射時にチクッとした軽微な痛みや、薬剤が入る際の多少の圧迫感を生じることがあります。施術後は、部位によって軽度の腫れや鈍痛、つっぱり感が現れる場合がありますが、通常は数日から1週間程度で自然に治まるでしょう。
リバウンドしますか?
カベリンは脂肪細胞の数そのものを減少させる効果が期待できるため、一度除去された脂肪細胞が再生することはなく、基本的にはリバウンドしにくい治療とされています。
ただし、施術後に暴飲暴食などで大きく体重が増加した場合、残存している脂肪細胞が膨らんで大きくなる可能性があります。
顔とボディを同じ日に施術できますか?
お顔とボディの同日施術も可能です。ただし、一度に大量の薬剤を注入すると、腫れや内出血といったダウンタイムの負担が大きくなる可能性があります。
そのため、当院では患者さまのご希望や当日の体調、施術部位全体のバランスを考慮し、適切な注入量や配分を皮膚科専門医が細かく調整したうえで施術を行います。
HIFUとどちらを選べばよいですか?
お悩みの主が脂肪であればカベリン、皮膚や筋膜のたるみであればHIFU(ハイフ)が向いている場合があります。ただし、お顔のもたつきは脂肪とたるみが混在しているケースも少なくありません。
ご自身で判断するのは難しいため、診察時に皮膚科専門医がお肌や皮下組織の状態を丁寧に見極め、ご状態に合わせた最適な治療法をご提案いたします。
未承認医薬品等に関するご案内
・未承認医薬品であることの明示
本施術に使用する医薬品は、医薬品医療機器等法上、未承認医薬品です。
・入手経路等の明示
施術に用いる医薬品および機器は、当院医師の判断の元、国内輸入販売代理店を通じて個人輸入手続きを行ったものです。
・国内の承認医薬品等の有無の明示
同一の性能を有する国内承認医薬品・医療機器はありません。
・諸外国における安全性等に係る情報の明示
諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。

監修医師
新宿駅前IGA皮膚科クリニック 院長 伊賀 那津子
皮膚科専門医
医学博士
経歴
2010年 京都大学医学部医学科 卒業
2019年 京都大学大学院医学研究科 皮膚科学博士課程修了
2025年 新宿駅前IGA皮膚科クリニック開院
所属学会
日本皮膚科学会
資格
・皮膚科専門医
・医学博士
SNS
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